2007年12月04日

中南米について思うこと

大統領権限強化の改憲案否決=チャベス氏、国民投票で敗北−ベネズエラ

 たまには時事ネタ。チャベスさん、惜敗。
 独裁とか何とか言われてるのはまだ後世の評価を待つべきかなあと思うけれど、ただし結局この人も貧困の解決を目的にある程度強権的
にやっているのかなあと思う。というか、この辺の国々の傾向と言うかそのようなものを感じる。
 それは、チャベスさんはまぁ軍拡もやってるんだけど、そもそも軍人が政権を奪取して軍事政権を経験している国もこの辺には多いということ(ブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルーその他多数)。そもそも貧しい⇒社会主義的政策vsそれを好まないアメリカの思惑(経済援助を含ませて)って構図が特に冷戦期からの通例にのようで。左右どっちが、軍事政権を打ち立てるのはそれぞれで。親米軍事政権も反米軍事政権もあり。まぁとにかく武力を用いたクーデターなり内乱なりが多い地域ですな。それがどっちに転ぶかはその時の事情次第でしょうな。
 まぁあの辺はキューバがあるしチェ・ゲバラという全世界でアンケートとったら英雄部門で1位になること間違いなしな人物もいたしねえ。
 
 今現在、さすがに軍事政権ができるほど民主化の要請がないわけではないが、新自由主義的政策の失敗から貧困というか格差がよりいっそう酷くなりこういう人も出てくると。ただコロンビアと国交断絶したり軍拡したり、極端な反米だったり、言論弾圧のようなことやったり新自由主義に対抗するのはこれでもないんじゃないかとも思ったり。

 軍事政権といえば、いいイメージが全くないわけで、虐殺、言論弾圧、対外戦争好きみたいなイメージがあるものの、経済発展と治安維持をもたした例もあるので結局長い長い歴史から見ると、なんとも評価に迷う国もあるのが歯がゆいところですな。ちなみにその典型例が台湾と韓国というご近所さん。中南米で言えばパラグアイとかっすかね。

 なんか脱線してきたけど、そもそもチャベスさんって私が勝手に持ってる中南米的イメージのリーダーだなあと思うのです。つまりなんかやたら強権的。貧困層の救済を掲げてはいるがこりゃあどうも、雲行き怪しいなあと。

 以下全くの余談。
 
 上記のように、この辺の地域はやたらめったらクーデターなり内乱なりが多い。だいたい政権が軍部と対立しちゃうことから不幸が始まる。で、それならいっそ軍隊廃止してしまえとやったのがコスタリカですな。
 ただしコスタリカはそもそも親米なのでアメリカとの集団安全保障体制が確立されている(コスタリカに有事があればアメリカが介入してきます)、政治的に安定している(軍隊がでにゃならんような共産ゲリラとかはいない)、ある程度の外患に対処できる警察の警備隊は存在する(日本であえてこれに相当する組織を言えば海保とか警察の機動隊か。ちなみにコスタリカのそれは重火器で武装してるので果たしてこれは警察なんて生易しいものなのかと。日本の機動隊は自動小銃すら配備してないわけだからさてどっちが幸せなのかという議論は残る。)というわけで、軍事政権の回避という思惑と自国の周辺状況をよく鑑みた上でのとても現実的、合理的な選択ですな。

 特に最後の軍隊に近い警備隊の存在は何ともいえない気がするなあ。極論を言えば、コスタリカに軍隊はない!っていうのは日本に軍隊はない!(自衛隊は憲法上、軍隊ではありません)という言葉遊びの領域に似てる気がするのだがどうだろう。
posted by nyago at 20:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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