2007年10月19日

パトレイバー2 レビュー

 もう痛いほどに推してるパトレイバー2なのに、ここでレビューを書いてないのでいっそ書いてしまいます(笑)
 前の日記で真面目な作品を紹介したのに、すぐにアニメを紹介するのが私という人間(笑)。

 舞台は1999年、PKOで派遣された陸上自衛隊レイバー(labor、本作ではガンダムみたいな人型ロボットと言う認識で可)部隊がゲリラの攻撃を受け、交戦許可を得られず支援も間に合わない状況で全滅するところから始まる。生き残ったのは部隊長の柘植だけであった。

 それから数年後、日本で特車2課(警視庁のレイバー部隊)の南雲隊長の目の前で横浜ベイブリッヂが米軍のF16により爆撃により破壊される事件が発生。この事態を収拾すべく、防衛庁から荒川(声・竹中直人)なる人物が特車2課の2人の隊長、後藤&南雲に接触を図る。

 荒川が、この事件は日本の国防意識に疑問を持った柘植の仕業であるとし、特車2課に捜査を依頼している最中、第二の事件が発生する。爆装した航空自衛隊のF16が3機、三沢から首都圏へ南下中だというのだ。迎撃に出た航空自衛隊所属の要撃機が撃墜され、ついには首都圏へ侵入され、撃墜命令を出したところで、実際にはそのようなF16は存在せず、これは柘植が巧妙にバッジシステム(空自の防空指揮管制システム)へハッキングしてそのように見せかけた虚構であることが判明する(もちろん迎撃に出た要撃機も撃墜されていない)。

 この事態に対し、警察は航空自衛隊・三沢基地の基地指令を拘束するとともに首都圏の陸上自衛隊駐屯地を包囲する警備出動という軽率な行動をする。これは警察権力が混乱に乗じて権限の拡大を図ろうとしての行動であった。

 もちろん事態は好転せず(柘植は自衛隊の意志で動いてるわけではない)、在日米軍の圧力もあって政府は事態の悪化を警察に押し付け、陸上自衛隊の「信用の置ける部隊」に治安出動を発令。首都東京に陸上自衛隊が展開し、一種の戒厳状況となるがその中には柘植に同調する部隊も含まれており・・・。

 とまぁあらすじはこんなところです。
 
 これだけ見るともうどこをどう見てもシナリオ自体は実写映画でやって完全に大人向けにすべきところなのかもしれませんが、逆に映像としちゃアニメでしかできないのですね(RPGでPKOの陸自が壊滅したり、F-16が爆撃したり、武装ヘリが首都の主要交通・通信網を破壊したり。)

 この作品が公開されたのは93年。製作・構想となるとそれよりも前なのだから凄い。有事法制整ってないどころか議論が活発になり始めた頃なんで自衛隊が治安出動するなんてお話は基本的に荒唐無稽に近いものだったはず。さらに一歩進んで戒厳令なんてところまで言及してるからこれまた想像の域を超えてる。

 まぁこの時期には当然出てきたであろう治安出動の無謀さは無視してるけどね。(当時は根幹となる法律がないので様々な場面でアホらしい問題が続出する。たとえば自衛隊の車両が道路を使う際に道路に関する数々の法律をクリアするのに煩雑な事務手続きが必要。他にも土地の使用、火薬の備蓄、通信電波の使用etc。ちなみに踊る大捜査線movie2でも青島の「レインボーブリッヂ封鎖できません!」ってセリフはこの手の問題から発生してる)

 戦術的に見ても単純に自衛隊と警察がドンパチやるなんてことはなく、ハッキングやジャミングを使った電子戦が主体なので現代戦と言う感じが出まくっている。ドンパチやりまくって盛り上げないといかんロボットアニメとしちゃ自殺行為ですな(笑)

 もちろん冒頭のPKOはカンボジアPKOを想定している。映画の場面としては簡潔に終わるけれど、実際カンボジアで、自衛隊がその送り出した側の無責任によって単なる銃弾の的という事態が起こってもおかしくなかったという思いも製作者はこめていると思う。

 さらには最後の場面で「破壊活動防止法」という法律まで持ち出してくる始末。オウム真理教の事件でにわかに議論が盛んになったが、もちろんこの作品はオウム事件の前。まぁ押井さんは学生運動の残滓があった世代なのでこの法律自体はそこで馴染みがあったんだろうけど。

 最後に、この映画の一番の見所はやはり、後藤と荒川が「正義の戦争、不正義の平和」「この平和とは何なのか」ということについて語り合うシーンが見所であり、今を生きる我々に対する痛烈な問いかけであると思うのです。

 時代を先取りしているため、2007年も終わろうかと言う現在でも一見の価値はあります(逆に言えば15年たっても国民の意識は何もかわっちゃいないということだが)。アニメに興味がない方でも、国防や平和といった問題に興味のある方は確実にストーリーは引き込まれるものがあるはずです。

 個人的にストーリーとしちゃ亡国のイージスに似てるが、亡国はいらん親子愛も主題なので、こっちのほうが国防や平和について直球勝負という感がありますですはい。
posted by nyago at 02:15| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | TV・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月16日

特に書くこともないので宣伝

 youtubeで見つけたもので宣伝してみたり。返す返すも93年にこんなもん作ってしまった先見性には脱帽。

虚構の空自スクランブルシーン 
http://jp.youtube.com/watch?v=rtK9lC_-gpo

最初、車内のシーンの眼鏡の男の声優は竹中直人です。
迫力あるシーンを見たい人は4分頃から見てみましょう。

ちなみに現実ではF-16は日本に配備されてない。空自の支援戦闘機はF-2です。93年頃はちょうど後継機選定の時期だったか?


和久さんの「もうお前の命令なんて聞けるか!」と被るシーン。
http://jp.youtube.com/watch?v=Kfl5OJQEaGw
posted by nyago at 23:45| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | TV・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月14日

踊る大捜査線とパトレイバー

 パトレイバーの文庫本第一巻の巻末に本広克行のインタビューがあり、踊る大走査線はパトレイバーの影響を受けているなんてことが書いてあるので今回TVでやってた「踊る」の映画2作をそういう目線で見てみた。

 ●似てるところ
・イマイチな人間の集まり。下っ端。でも部分的にはすごいところを発揮。
・「だから!!遅すぎたと言ってるんだ!!!」=「もうお前の命令なんて聞けるか!!!」
・使われてない道路を使った犯罪。
・上層部無視の独断専行で事件解決。
・不倫(笑)・報われない若干の恋心(笑)

 まぁパトレイバーの場合、「上層部との対立」ってテーマはmovie2くらいにしかでてこないしな。「踊る」はそれが主軸だし。

 実際そんなに似てない気もしなくもないけどウィキペディアによると「交渉人」はパトレイバーのmovie1の影響を受けてるそうなので見てみます。

 ちなみに本広克行は大のアニメオタクで押井守とも対談してたようですな。

 そんでもって「踊る movie2」の冒頭に出てくる潜水艦事件ってのは海自の潜水艦で殺人が起こってクーデターが云々という濃い話だったようで没ネタらしい。まぁ大衆的なTVなり実写映画でやるには政治的にアレだしね。
 続きを読む
posted by nyago at 01:29| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | TV・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月10日

戦争の記憶

 私は基本的にTVで別段見るものがない時はNHKをつける。特に22時以降は面白い番組やその再放送をやってたりするのでなおさら。

 で、昨日深夜「証言記録・兵士たちの戦争(6)フィリピン極限の持久戦」をやっていた。シリーズらしい。ミスった、最初から見ておくべきだった。

 印象的だったのは斬込み(戦死覚悟の白兵突撃)で玉砕した連隊の元中隊長が何名か出演されていたこと。旧日本陸軍の中隊長ならば大尉。野戦昇進だったとしても中尉。戦争末期、将校の不足があったとしても当時のそれなりのインテリ層である。
 
 中隊長とは一番やりがいがある役職だと言われる。陸軍の場合、通常200名程度を指揮するが自分の「声」の届く範囲はこれくらいが限界でこれ以上になると戦略レベルのお話を考える人になる。かといってこれ以下の単位だと実際に部隊をまとめるのに苦労して戦術レベルの云々が出来なくなる。

 逆に言えば、200名からの命を常に身近で一身に預かる人ということになるのが中隊長。これ以上(少佐以上)の階級だとだんだん兵隊から遠くなるし、これ以下(中尉、少尉)なら自分の部隊だけのことに精一杯で自分が責任を持つ範囲がぐっと狭くなるというわけ。

 というわけでうろ覚えだが3500名近い連隊のうち生き残り220名程度ということは、もう全滅ですらない殲滅。文字通りの玉砕。(ちなみに軍事的には「全滅」とは定員の3割程度を失った状態。それは普通、3割の人員を失った時点で戦闘能力がないと判断されるから。「そんなもん?」と思うでしょうがサッカーで3人退場した場合、野球で6人で守備につく場合、まともな試合が出来ないのと同じ。全滅→潰滅(5割損失)→殲滅(消滅)の順だったと思う。全滅は補充・再編が必要で、潰滅は補充・再編以上の手当てが必要で、殲滅は部隊消滅。)

 ここまで冗長な説明で長くなったけれど、私が言いたいのは、そういった中隊長と言う役職にあった人は自分の口から身近な部下たちに直接命令した人たちであると。しかもその命令で、ほとんど全員死んだと言っていいわけで。そういった人がTVで体験を話すということは貴重だと思う。自分の責任に苛まれる人のほうが多いだろうから…。
 
 そしてその言葉には重みがある。

 もちろんそもそも、中隊長に責任があるというのは戦術レベルのお話でそもそも日本軍は戦略レベルでお話になっていなかった(兵站めちゃくちゃだった)のだから中隊長に責を負わせるのは酷なのだけれど…。

 生の声は貴重である。もう残された時間が少ないのだから。
posted by nyago at 16:23| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | TV・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月06日

08小隊

 あまり欝なことばっか書いててもあれなんでたまにはどーでもいいことを。

 火曜22:30から東京MXTVとかいうナイス過ぎる局で私がガンダム作品で2番目に好きな08小隊やってます。もうぼちぼちストーリーの佳境に入りつつあります。

 で、登場人物でかなーり好きなのがヒロインのお付武官的な役のノリス大佐です。かっこよすぎなんですけどこの漢(と書いて「オトコ」と読む)。多分、ノリスの最も輝く回が再来週くらいにあるので興味ある人は見てください。

 私、こういうヒロインの執事役やお付武官みたいなタイプがかなり好きです。『皇国の守護者』なんかでもメレンティンや新城直衛の家令・瀬川は好きだ。
 もう自分がおっさんになったらこういう執事になりてぇ。

 おっさんになったらダンディ(具体的には白ヒゲ生やす)になって執事喫茶でバイトしようかしら。いやいっそ本当に高貴な家柄の執事になれねえかな(果たして皇室以外に高貴な家柄とやらが日本にあるかどうか…)

 私が執事になった後の未来予想図。
 自衛隊か警察に入る→警護の能力バッチリ→退職→高貴な家柄のお嬢様の執事に→お嬢様、賊に襲われる→私、奮闘。→しかし、多勢に無勢、私、ついに深手を負う→お嬢様ピンチ!→そこで、お嬢様の恋人現る→恋人が残りの賊を制圧→私、死にそう。→私「うう、お嬢様、じぃはここまでです。○○殿(お嬢様の恋人の名前)、お嬢様をよろしく頼みますぞ・・・」、私死亡。

 なにこの完璧な人生の終え方。

 というか私、そろそろ過度の妄想癖で精神病院にぶち込まれるかもしれません。
posted by nyago at 18:45| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | TV・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月23日

何度目だ『壬生義士伝』

 壬生義士伝また見てる。

 泣ける
 
 私も利によってではなく義によって生きれたらいいなあ。でも義って何だろう。新渡戸稲造の武士道は私には難しい。

 しばらくこういうカンジで短い文で更新しようと思います。
posted by nyago at 00:16| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | TV・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月14日

『風林火山』



 やべぇ…。今年の大河ドラマ『風林火山』のOPかっこよすぎる。OPのみ見たい方は1:15あたりから。
 やはりOPは実際に人間が出てきて動いてる方がいいやね。歴史的な建造物や絵画なんかとCGを組み合わせるのもそれはそれで味があるんだけど。

 私は武田家の家紋の菱紋の旗が4色それぞれたった後に馬が闊歩するシーンでゾクゾクッと来る(貼り付けた動画3:00過ぎくらい)。
 
 よいですな。やはり戦国時代はこういう豪勇さがあって欲しいです。

 さて井上靖『風林火山』は一気に読んでしまいました。わたしゃ、武田家のことなんか殆ど知らんわけで、この大河見る上で一応基礎的な部分は押さえたのかな。まぁ面白かったです。
 ゼミの文学少女っぽい女の子(もはや22の人に少女もどうかと思うがそんな雰囲気なので)に新田次郎の『武田信玄』も面白いと勧められたので読んでみようと思います。

 わたしゃ滋賀県民なのでどっちかって言うと近畿で活躍した武将が好きなのですが、まぁバイク買って以来甲信はよくぶらついてるのでぼちぼち武田家も、なんか近くて好きです。

 しかしわたしゃ自分が仕えるとしたら石田三成だな。あの滅びの美学とも言える人生に惹かれる。島左近、蒲生郷舎、舞兵庫みたいにいい家臣もいたし。これは余談。
 
 なにはともあれ今年の大河は期待です!
posted by nyago at 00:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | TV・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月20日

『TVタックル』スゲェ

 TVタックルって何気に創価学会な映像を地上波に流しまくっててすげぇ。某先生も結構登場する。

 なんちゅーか創価・公明のつながりは公で語ることができない空気のようなものが支配してるこの国においてなんともまぁすごい番組だなあ。
posted by nyago at 22:06| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | TV・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月12日

三成

 今日の『功名が辻』の三成のエピソード2つ(自らを差し出すことで農民に報いた、京都に入ってから干し柿は体に悪いとかいって食わなかった)は有名でござるな。初出はなにかわからんけど。

 個人的に三成は好きだったりします。どうもエリートとか官僚とかいうイメージがつきまとう彼ですが、基本的には熱い男だったんだろうと思います。人望が無かったといいますが島左近や舞兵庫を惹きつけてるんから、それとて勝手なイメージなのかもしれません。20万石くらいで10万からの兵力集めたんだから大したもんだと思うし。

 才能、人望、運。そもそもこういったもんは求めてもすべてが手に入るもんでもないでしょう。その意味で彼がことさらに無能だったとは思えん。ただあの時代、三成が勝ったとしたら、また群雄割拠の戦国時代に逆戻りだったとは思うけどね。

 この人を主人公にした作品が世に少ないのはややかわいそうな気がしますな。まぁ活躍期間が短いのと目覚しい軍功が無いので小説の題材にはなりにくいんだろうけど。
posted by nyago at 21:00| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | TV・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月08日

今村均大将の番組やってた

 この前、ぼやきでこんなこと書いたんですが、3,4日前、フジTVのドキュメンタリーで『責任』と題して、ばっちり今村均大将の苦悩の半生を描いた番組やってたという…。

 大義名分、錦の御旗をかざして雄弁に語ることは簡単ですし、それは絶対的な正義を手に入れるわけですので自分を大きくすることもできるのでしょう。
 しかし自らの意とは反する矛盾を内包しつつも、不条理に立ち向かい、あえて汚名を着てでも守りたいものが、価値があるというのもなんとなくわからないでもありません。

 今村大将は明確に軍人ですし、指導者の地位にもいたのですが、それでもなお私はこの方の生き様を尊敬してたりします。まぁラバウルでも無駄死に出さなかったし、その辺は「平和主義者」の方にも多少は認めてもらえるはずだ(笑)。
 
 いやほんまにこの「責任」というセンスがないから、公務員は不祥事しまくるし、企業は不正しまくるし、一級建築士は偽造するし、親は子どもを殺しまくるし、市民社会はお任せ民主主義に傾くしetc…とは思いますがな。いつの世も誰しも責任なんて背負いたりがりまへん。そういう意味では壮大な責任背負おうとしたわけですのでそれは見習うべきかなと思うのです。
 
 ただこのご時勢で、「尊敬する人:今村均陸軍大将」とか書くと、知らん人は確実に私を軍国主義者だと思っちゃうのであまり公にはできませんが(苦笑。

 晩年、今村大将が謹慎した部屋が韮崎に移築されているそうです。北海道から帰ってきたら見に行こうかなと思います。
posted by nyago at 03:17| Comment(0) | TrackBack(0) | TV・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月31日

『光の雨』を見て

 『光の雨』という映画を見た。立松和平氏の小説で、舞台は現代。連合赤軍の統括の過程を描いた映画を作ろうとする現代の映画監督と若者たちを通して現代とあの時代を考察するという映画。(と少なくとも私は捉受け取った。)

 以下また長い自己主張(笑)
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2006年08月03日

いまさらラストサムライ

 今さらながら渡辺謙とトム・クルーズの出てる『ラスト・サムライ』見た。
 
 んー…私の感想は、そんなにおもしろくもなかったかなあというカンジ。合戦シーンだけなら黒澤映画のほうがいいし、「侍」とか「時代に取り残される武士階級」とか「新時代に残されるべき古きよきもの」なんていうテーマを問うなら『壬生義士伝』(映画版ね)のがよっぽど面白い(ただ『壬生義士伝』は最低限の新撰組に関する予備知識がないと面白くないかなあ)。

 まぁ申し訳ないけどハリウッド作品なのに日本の名優使いまくってること以外はありがちな作品だったかなあと。

 そういや若き日のチェ・ゲバラのバイクでの南米無銭旅行を描いた映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』も見たけど、なんか「どこがモーターサイクルなんだよ!」と言いたくなるほどバイクの出番が少ない。つかあの映画はチェ・ゲバラはバイクでの旅をなめてたというテーマを描きたかったのか…?とそんな映画。チェ・ゲバラが革命に目覚める過程ってのも今イマイチ伝わらなかったです。

 なんか面白い映画ありますかねえ?もちろんすでにレンタルがでてるやつ限定で。
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2006年02月12日

亡国のイージス この国の安全を考える

 福井晴敏先生の『亡国のイージス』は去年に小説を読みましてなかなか考えさせられるところがありました。先ごろ映画版をレンタルで見ましたが、ネット上の批評サイトでその評価があまり芳しくないことを知ってましたので過大な期待は抱いていなかったわけですが、やはり私もその例に漏れずあまり面白いとは思いませんでした(苦笑

 原作と違う箇所が多いことと、それに伴い原作読んでないと意味不明なのでは?と思われる箇所がいくつかあること、そして原作中にあるいくつかのテーマのうちどれも中途半端にしか描かれていないのではないかなあと不満が残る内容でした。映像の派手さと俳優さんが全部これでもかというほどの正統派で私はその辺は好きなのですが、真田広之・先任伍長仙石はちょっとスマートすぎるかなあ・・・と思います。ジョンヒに関しては原作読んでないとわけわからんでしょう。(そういやジョンヒ役のチェ・ミンソさんはこの映画に出たことを韓国でパッシングされたそうな・・・。韓国の方にも原作を読んでいただきたいもんです)
 映像の派手さと護衛艦の内部の映像が小説を読み直す際の助けにはなりましたがそれ以上の評価はないというのが映画版の感想です。

 原作版にあるテーマに目を向けるとやはり私などが考えさせられるのは日本のあり方と自衛隊の守るべきものとは何かということです。戦争の現実が変わり、現代においては先に攻撃を仕掛けたものが絶対有利というなか、専守防衛は成立しうるのか?「撃たれるまで撃つな」とは言うものの、先に撃たれたら命を落とす自衛隊員が生まれ、下手をすると日本国民の多くが死んでしまうという現実をどう受け止めるのか。われわれ日本国民は先の大戦で亡国の道を歩んだことを痛切に反省し、平和憲法の下の平和主義と心中する壮絶な覚悟をしたのですが、こういった矛盾を突きつけられるとそう理想に固執もできないのが私です。
 大学で平和学などもかじらせてもらった私としてはなかなか自衛隊を軍隊にせよと声高に叫ぶこともできないわけですが、この現実にどう対処するかということはやはり避けては通らない道なのだとは思います。ひとたび「先に撃たれる」という事態が自衛隊員を襲った場合、自衛隊員がただ撃たれるに任せて死ななければならないというならばそれは国民が安全にたいして認識不足であるがゆえに起こる悲劇なのではないだろうか?そしてそれは平和主義と並んで理念として掲げる人権の尊重という観点から見ると、自衛隊員に座して死ねというのと同義である行動を取らせる国民は自衛隊員を本当に人権を持つ一人の血が通った人間であることを認知しているのだろうか?という疑問は当然にわいてくるわけです。
 少なくとも高邁な理念を掲げるだけでなく、現実を見すえ実際その場面で自衛隊は何をしてよくて何をしてはだめなのか?ということを考えることはなにも好戦的と蔑まれるべき行為ではないのではないでしょうか。幸い私はあと2年の浮世離れした学生生活を送ることができます。そのうちに「みんなで考えていこう」などという努力目標的なものではなく自分はどういう考えを持ちどういう立場に立つのか自分なりの答えを探して行きたいと思います。

 平和と安全なんてテーマではまだまだ考えさせられることが多いのですが、だいたいのテーマに共通して行き当たるひとつの私なりの考えは、この日本人にいかほどのことが言えるのか。ということです。
 隣国が2つに分断され血で血を争いながら祖国統一に苦しみ、そのまた隣では12億の人民を抱え核武装している国に脅かされながらなんとか自らの権利を守ってきた国際社会にも取り残された小さな島があり、世界に視野を広げると絶え間ない争いに苦しむのを横目に見ながらも自国の安全に関しては考えないで済んだ国。水と安全は所与のものでありしかもタダ、そして自らの力で平和を勝ち取ったこともなく、ただ怠惰に資源を浪費するだけの国。苦しむ世界のなかでこの国の国民が本当に真剣に安全をかんがえることができるのだろうか。遠い世界の話でしかない戦争をどれほどのリアリズムをもって語れるのだろう?
 このあたりに対する個々の答えが日本という国のこれからのありようにかかわってくるのではないだろうかと私は思うのです。
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2006年02月05日

功名が辻・第5回までおわりましたね

 えー私は大河ドラマ好きというほどではないのですがまぁだいたい毎年見ます。ただ近年では受験とかバイトとかで年度途中で見ることを放棄してしまった作品が多く、最近では「新撰組!」くらいしかちゃんと見てません。それ以前に完璧に見たのは「利家とまつ」かなあ。
で、今年はちゃんと見ようと一回目からきっちり見てるわけですが、とりあえずこれまでの印象などを述べてみたいと思います。
 まぁまず初回から数回は「出演者全員に年齢的に無理があるよね…。」と思わずにいられませんでしたがそこは無視するしかないですな。二、三回のために俳優さん代えるわけには行かないし。しかし今回は上川隆也と仲間由紀恵はいいとして脇役が豪華な大河だなってカンジがしますねえ。舘ひろし・信長の桶狭間での「かぁかぁれぇ〜!!」は忘れようがない・・・。気合入りまくりですな。柄本明・秀吉は太閤になってからはいい味でそうですね。まぁその他にも大物がたくさん出ているので豪華ですねえ。「新撰組!」は若い人ばっかでそれはそれで面白いのですが今回は重厚感があります。そういや今回はOPテーマがカッコいい。やっぱ派手なOPのが気持ちが高揚するのでしょうかね。「秀吉」「葵徳川三代」「新撰組」「功名が辻」のOPは今後も覚えていそう。
 
 しかし今回は今のところの印象は主人公以外の主要人物が豪華ってところに収まりそう。そういう意味ではまぁまだまだこれから見ていかないと面白くなるかどうかはわからんですね。私にとって今まで一番面白かった「秀吉」などはぶっちゃけ配役が地味目でしたが面白かったし、結局面白かったがため歴史上の人物についてその人のイメージがついてしまう。

 具体例を挙げれば、私にとって織田信長は渡哲也であり豊臣秀吉は竹中直人であり徳川家康は津川雅彦であり豊臣秀長は高嶋政伸(これはもう完全に固定してしまった)なのですね。ちなみに新撰組!のオダギリ・斉藤一は「壬生義士伝」の佐藤浩市・斉藤一にはどうしても印象として勝てなかったりする。あくまで私の中ではですけどね。
 そして今「信長」の配役を思い出してある意味すごいなあと思う。総集編しか見てないけどね。足が長くてカッコいい秀吉、明智光秀はマイケル・・・。そもそも信長自体優男って感じがしますな。なんのこっちゃ話が脱線しました。ではこれからも功名が辻に期待しましょう。

アテブレーデ!オブリガード!
posted by nyago at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | TV・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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